一生夢は追いかけるもの

自由になるお金が10万円あれば、コンサート出演費用に充てます。なぜなら歌が生きがいだからです。

小さなころからの夢は歌手になることでした。それも、クラッシック系の歌手になることに憧れを抱きました。お姫様のようなドレスを着て、他の人には出せないような声で、美しいメロディーを歌うのがのぞみでした。

生家は農家で、山深い田舎でした。そういう勉強をするつてがありませんでしたし、ピアノもありませんでした。でも、夢は持ち続けました。中学・高校と音楽馬鹿で通しました。見よう見まねでピアノを習い、高校のとき音楽教師にピアノの特別レッスンをしていただきました。音楽大学に入るのはお金がかかります。

私は短大の保育科を受験しました。ピアノや歌の単位が必要な学校でしたので、そこを選びました。一緒にピアノを学んだほとんどの友人は音大へ進学しました。その後幼稚園勤務を経て、結婚子育てと、歌に関わることはありませんでした。

子育てが一段落したころ、歌の活動を始めました。いくつもの音楽事務所にデモテープを送り、自分を売り込みました。演奏専門家会員になれましたが、演奏の仕事は回されてきませんでした。歌を人前で披露するには、チッケトの負担が必要でした。たとえば、一枚2500円のチケットのノルマが30枚だとすると、75000円が必要になります。仕事を必死にしました。稼いだお金はコンサートに出演するための費用に消えました。

コンサートをすれば、そこに全てのお金を費やしていたので当然生活費はなくなってしまっていました。その時は、多くではないですが、お金を借りて生活費にあてていました。

家賃が払えないことだってありました。。。。

でも、やりがいはありました。お聞きくださった方が、握手を求めてきて、「あなたのお歌はとてもよかったです」と言われ、涙が出るほどうれしかったです。

障害者の施設で歌う機会がありました。私が歌うと、不自由な身体を音楽に合わせて動かす姿を目の当たりにして、とても感激しました。言葉がご不自由な方が、「ありがとうございました」と言って手を差し出しました。私はその手をぎゅっと握りしめ、「こちらこそ有難うございます、」と答え落涙しました。

そういう感動を、お聞き下さる方と共有できる醍醐味があります。一期一会の喜びをもとめて、六十路を過ぎた今も現役です。10万円があれば、二回演奏会ができます。楽しい時間を共有できる喜びに浸ることができます。

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